時折、激しい雨が、台風の接近を知らせます。
台風の時にはパタリと雨が止むことがあって、傘を持たないで出ると突然の大雨にずぶ濡れになります。
車の中から、そんな高校生たちを見ました。
でも、平気そうな顔をして、自転車に乗っている子たちが多い気がします。
昔だったら、雨に濡れると惨めな気持ちになりました。
最近の若い子たちは違うのかもしれません。
欧米の人たちのようです。
でも、日本人が雨に濡れるのを嫌うのは、ちゃんと理由がある気がします。
和風建築では、外の汚れを家の中に持ち込むのを嫌います。
畳が濡れたら大変です。
それに比べて、欧米の暮らしは、靴のまま家の中に入ります。
汚れは玄関のマットで、靴底をゴシゴシ擦るだけ。
以前、我が家に泊まった外国人は、和室と洋室の部屋を用意したら、躊躇無く洋室を選びました。
彼は床に寝るのに違和感があったようです。
私たち日本人にとっての畳は、汚れのある床では無いのですが、その微妙な感覚はなかなか分かってもらえないかもしれません。
雨が続くこの頃です。