知らない間に、玄関に来客があったようです。
近所のトラブルメーカーだったおばあさんの娘さんでした。
ゴミ屋敷のような状態で、片付けに苦慮していると言うお話です。
おトイレも使えないし、2階の貸し部屋も鍵が無くて、業者さんに来て貰ったそうです。
娘さんは宮崎市内にお住まいでは無いので、長い移動が余計に大変です。
おばあさんの状態は、かなり悪くて、医師からは年内は持たないだろうと宣告されたと言います。
去年の夏はびっくりするほど元気で、暑い中、ずっと植木鉢の世話をしていたので驚きでした。
近所で有名な激しい性格のおばあさんでしたが、娘さんは至って普通の穏やかな感じの人です。
生まれてすぐに別れたと言うことだったので、あのおばあさんに育てられなかったことが良かったのかなと、ちらりと思います。
いろんな人生があるとつくづく感じました。
夕方、日課のようになったウォーキングに出かけます。
市民の森に近づくと、雨がポツポツとフロントグラスに当たりました。
モナと一緒だったら、ここで引き返したところです。
一人なので、傘を刺してのウォーキングです。
考えてみると、何年も来ている市民の森ですが、傘をさして歩くのは初めてです。
森の奥の方では、流石に歩く人もいません。
静かなしんとした森でした。