ゆっくりのお昼を過ごした後、ジムに行く用意をします。
これも同じくゆっくり。
ダンスレッスンに行っていた時、あるいはモナとニコがいた時とはまるで違う生活です。
時間に追われるような暮らしでした。
今もせっかちな性格は変わりませんが、時間にゆとりが出来ました。
そんなぼんやり過ごしていた時です。
叔母からの電話です。
化粧水が8月中旬くらいに買ったのに、もう無いと言います。
朝の洗顔と夜のお風呂の時に使うだけだと言い張ります。
何が言いたいのかと言うと、自分のせいではないと言いたいのです。
誰が部屋に入って、老人の化粧水を使うと思うのかと答えます。
しかも、ずっと部屋から出ない叔母です。
こんな堂々巡りの話が何度も繰り返されます。
ゆっくりの時間も台無しです。
気を取り直して、ジムに向かいます。
受付のスタッフに気合を注入してもらい、筋トレに励みます。
丁寧な担当トレーナーからのお辞儀で始まります。
今日は懸垂の真似事もしました。
ぶら下がるだけで精一杯の私です。
肩甲骨を寄せてと言われるだけで、少しだけ体が持ち上がりました。
それだけでも私には十分です。